自己を磨く#3

心・技・体の”体”は健康、体力

 次に”体”つまり健康、体力についてです。健康、体力を維持するためには、生活習慣、具体的に言えば食事・睡眠・運動が大切です。

 まず食事ですが、体を作る材料はすべて食事から摂るわけですから、食事が大切なのは当たり前ですね。バランスよく食べることに尽きるのでしょうが、特に血管や血液サラサラは意識したいものです。身体全体に栄養を行きわたらせ、不要物を排泄するのが血液ですから、サラサラ流れていることが良い体質を作るうえで必須です。糖分が多いドロドロの血液がコレステロール過多で狭くなった血管で流れにくくなってしまうと、身体全体にいかにも悪そうに思えます。

 次に睡眠、これは自律神経のバランスを整えるうえでとても需要です。良い体質を保つうえで、血液サラサラとともに自律神経バランスは両輪です。自律神経のバランスとは、交感神経と副交感神経のバランスのことで、特に現代社会は刺激が多いため交感神経優位になりがちだと言われています。自律神経バランスが崩れると免疫力が低下して体調が崩れやすくなるうえ、メンタルにも影響を及ぼします。バランスが崩れる原因はいろいろありますが、睡眠がとても大きな原因だと言われています。睡眠の質の向上についてもいろいろな方法があるようですが、まずは睡眠時間の確保でしょう。人によって差はあると思いますが、6~8時間は確保したいものです。あまり短い睡眠時間を続けていると、年を取ってから体にいろいろな影響が出てくるように思えます。また睡眠は脳や体を休めるとともに、その日にあった記憶や思考などを脳内で整理する働きもあるようです。「寝る子は育つ」は子供だけの話ではないようです。わたしは夜寝る前に20~30分の坐禅(いわゆる瞑想と考えてください)を習慣にしていますが、睡眠に入るのがとてもスムーズになり睡眠の質も向上することを実感しています。

 最後は運動です。運動は有酸素運動(ジョギングやウォーキング)と無酸素運動(ダッシュや筋トレなど)に大きく分かれます。有酸素運動は持久力を高めるとともに自律神経にも良い影響を与えると言われています。無酸素運動は筋肉を成長させ瞬発力を高めるとともに、筋肉量が多くなることで基礎代謝が高まり太りにくくなります。こちらは時間との関係もあり何をどこまでやるかは人それぞれですが、スポーツの趣味を持ったりウォーキングを取り入れるなどの運動習慣は是非作りたいものです。ちなみにわたしは、週一回の筋トレとゴルフを趣味にしています。コロナでトレーニングジムにはもう2年以上行っていませんが、自宅でもダンベル一組あれば十分行えます。またゴルフではカートに乗らずに歩くことで、ウォーキング代わりにしています。

 健康・体力は年齢とともに衰えていくことは仕方ありませんが、食事・睡眠・運動の質と量を意識してマネジメントすることで、エイジングを遅らせパフォーマンスに大きな差がついていくことになると思います。

人事部長F について

大手金融機関で人事業務を8年、うち人事部長を4年間務めきました。 人事部長として考えてきた人事戦略・人事運営に関する考えを このブログで発信していきます。
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