心・技・体の”技”は知識、技術、ノウハウ
では心・技・体をどのように磨けば良いのかを考えてみましょう。まずは”技”についてです。”技”つまり知識、技術、ノウハウなどを磨くには、セミナーや通信教育、書籍やWebなどでさまざまな自己啓発の方法が紹介されていると思います。会社の仕事に関するものは、研修やセミナー、そして何よりOJTによって磨けるものだと思います。MBAなどの留学や通信教育はもちろん、本を読みながら日常業務で実践していくことでも十分に磨くことが可能です。
様々なビジネス関連書籍も非常に有効です。ロジカルシンキングに代表されるようないわゆる頭の使い方、ものの考え方や、ビジネス文書の作り方、リーダーシップ論など読書&実践がノウハウを磨くためにとても有効です。また世界情勢や時事問題、歴史や芸術などさまざまな分野の本を読むことによって、実際に経験することが難しい世界を垣間見ることができ、自身の見識を広める意味でもとても有効です。
本の読み方としては、純粋に娯楽として読む場合は別として、特にビジネス本などは自分で買ってポイントとなる文章やフレーズにマーカーを引き、関連して頭に浮かんだ考えがあれば余白に書いておくことをお勧めします。読み終わったらマーカー部分を読み返すことで全体の主旨がすんなりと整理できます。できれば裏表紙などに全体の概略や重要ポイントを書いておくとなお良いでしょう。クイックに再読することができますし、記憶にも長く留めておくことができます。
また頭の使い方やものの考え方を磨くためには、常に自分の意見を言えるようにすると良いでしょう。ニュースや本をインプットした時に、そのポイントを整理して自分なりの意見を考えるようにする、できればそれを誰かに簡潔に話すように心がけると、基礎能力(知る→理解する→意見を持つ→表明する)を高める訓練になります。これを習慣にすると問題解決力が高まるとともに、会議の場やお客様との面談時などで素早く説得力のある意見を言えるようになり、ビジネスパフォーマンスが高まります。ぜひ実践してみてください。